ヘアケアの基本であるシャンプー。
大切な髪の毛のために、シャンプーのしかたを見直してみましょう。
シャンプーは髪を洗うことはもちろんなんですけど、もっと重要なポイントは地肌を洗うことにあります。
順を追って正しいシャンプー方法をチェックしてみましょう。
ブラッシング
シャンプー前のブラッシングは、髪に着いたホコリやフケなどの汚れを取る役割があります。
また、髪の毛のもつれを取り除いて、シャンプー時の髪のダメージを抑えてくれます。
ブラシが無い時には、手ぐしでもつれをとるだけでも、洗う時の髪への負担を軽減してくれますよ。
予洗い
シャンプーする時に、いきなりシャンプーをつける人は少ないと思います。
でも、髪の毛を濡らす程度で、シャンプーをつけるという方はいるんじゃないでしょうか。
ブラッシングで取り切れなかった汚れを、この予洗いをするだけで8割がた落ちるといわれています。
地肌を余すところなく洗うためにも、この『予洗い』が大切になってきます。
時間の目安としてですが、できれば2分くらいの時間をかけて指の腹でやさしくマッサージをするようにおこなってください。
最低でも30秒は時間をかけるようにしましょう。
※お湯の温度は、体温に近い38℃くらいの温度を心がけてください。
熱すぎると、髪や地肌に負担をかけてしまいます。
洗うのは地肌
シャンプーは手のひらにとり、泡立ててから使うようにしましょう。
直接地肌につけて洗うと、すすぎが不十分だった時に毛穴詰まりの原因になります。
地肌を洗うには、指の腹を使いたっぷりの泡でやさしく揉むように洗います。
シャンプーの泡は、髪の摩擦を抑えてくれるので、たっぷりの泡でおこなうようにしましょう。
予洗いがきちんとできていると、泡立ちがまったく変わってきますよ。
耳の周辺や、襟足は洗いにくいところだけに、丁寧に洗うようにします。
すすぎ
すすぎは十分におこなうようにしましょう。
すすぎの時間は、洗う時間の2倍以上かけるともいわれています。
シャンプー剤が頭皮に残っていると、様々な頭皮トラブルの原因になってしまいます。
ですので、すすぎは念入りにおこなうよう心がけてくださいね。
リンス(コンディショナー)
基本的にリンスとコンディショナーは同じもので、髪に保護膜を作ってくれます。
髪の生え際を避けて、毛先から適量を揉みこんでいきます。
リンスが頭皮についてしまうと、毛穴を詰まらせる原因になってしまうので注意しましょう。
一通りなじませたら時間をおかず、すぐに丁寧にすすぎます。
トリートメントは、なじませた後に時間を置くと効果的です。
タオルドライ
タオルで髪の毛をゴシゴシ拭くのはNG。
タオルで頭を包み込むようにして、吸水させます。
毛先は、絞り込むようなことはせずに、タオルでポンポンと挟むように吸水させましょう。
ドライヤー
自然乾燥はNGです。
濡れた状態が長く続くということは、髪がダメージを受けやすい状態が長く続くということになります。
また、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮にとっても良くありません。
ドライヤーと髪の毛は、必ず15㎝程度の距離をおいて使うようにしましょう。
全体的にざっと乾かした後は、根元から乾かしていきます。
途中、冷風を当てるとキューティクルを閉じる効果があります。
毛先はダメージを受けやすいので、最後に乾かします。
完全に乾燥させるのではなく、8割くらい乾いたら終了。
基本的なシャンプーの流れは、以上になります。
毎日の事ですので、基本を大切にして髪と頭皮をケアしていきましょう。